マムシ流 つれづれ草 第17回

【身の丈の速さで、のんびりと過ごす余裕も大切だと心得よ】

 老若男女諸君! あっという間に9月だぜ。二十四節気でいうと『処暑』の後半だ。
 暑さもおさまって秋の虫の音が響くって頃だけどさ、まだ、そうもいかねぇな。暑いのなんのって!
 オレは、7月の終わりから8月前半、実は、コロナの濃厚接触者ということで、いろいろとスケジュールがとんで、10日間ほど家でじっとしていたんだよ。
 まぁ、オレ自身は全然元気だったけど、外へは出かけられなかった。でも、夏休みをもらった感じで、古い映画を見たり、本を読んだり、高校野球もいっぱい観たし、有意義に過ごしてたぜ。
 仙台育英高校、優勝おめでとう! オレは東北放送とは因縁浅からずで、今も月に1回、第3土曜日に『サタデー・イン・ザ・パーク』という番組に電話出演してるからさ、心からおめでとうと言いたい。しかも『白河の関』を初めて優勝旗が越えたんだもんな。東北の皆さんもおめでとうだよな。東北といえば、大谷翔平だって岩手だし、佐々木朗希も宮城だろ。これからの東北勢の野球選手にはますます期待したいな。

『GG放談』には、元フジテレビアナウンサーのエース、露木茂さんが来てくれた。露木さんは早稲田の放送研究会で、悠里ちゃんの1年先輩なんだよ。芝で生まれて虎ノ門で育ったという生粋の江戸っ子でダンディな人だよ。3月10日の空襲は5歳だったけど、覚えているらしい。防空壕に隠してあった米びつの米は、見た目はそのままだったけど、炊いたら焦げ臭くてたまらなかったっていう思い出話をしてくれたよ。
 学生時代は、学生バンド華やかなりし頃で、六大学っていうとプロ級のバンドもたくさんいて、バンドの司会で地方巡業にいくと、すごい観客だったらしい。相当稼いでたらしいぜ。奥さんもちゃっかり放送研究会で見つけてな、ハハハ。
 まぁ、そんなこんなでいろんな話をした。8月27日に配信になっているから、まだ聴いてない人はぜひ聴いてみてくれ。
 そして9月3日の『GG放談』は、二人で昔懐かしい、東京の都電の話をしているぞ。オレも悠里ちゃんも都電にはさんざん世話になった。悠里ちゃんは学生の頃だけじゃなくて、TBSにも最初は都電で通っていたというからな。都電の話をすると、あの頃の東京の風景が蘇ってくるよな。
 当時の路面電車が東京の街をゆったりとした速度で走っていた頃のように、今の世の中も、もう少し、身の丈に近い速さで、街をのんびりと眺めるような余裕があってもいいんじゃないかな。今や、昔、王子電車といわれた都電荒川線しか残ってないもんな。
 まぁ、これ以上はネタバレになるからな。あとはぜひ、聴いてくれよ。

 そういえば、昨日は悠里ちゃん、朝、ニッポン放送に出てたな。驚いた人も多いだろうな。「あれ、TBS、聴いてないのに・・・」てな、ハハハ。
 『GG放談』の宣伝もしてくれていた。ご苦労さん! じゃあ、またな!

追伸。
 本日、9月1日の『マムちゃんねる』は、今までの総集編第一弾ということで、古谷敏、満田かずほ監督、ひし美ゆり子と、ウルトラマン、ウルトラセブンゆかりの面々が登場しているぜ。ダイジェストだから、まずこれを見てもらって、まだ見てない人は本編も見てくれよ。まぁ、ウルトラファンならもうすでに見てるかもしれないけどな。何度でも見てくれ! よろしくな!

 

 

(構成・伊波達也)

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