マムシ流 つれづれ草 第21回

【長い付き合いの仲間を大切に、笑顔で楽しく元気に生きていこうぜ!】

 ジジイババア諸君! 急に寒くなってきたな。二十四節気では寒露の最後、まもなく霜降だもんな。オレの『ミュージックプレゼント』は10月6日で53周年だけど、あの頃の10月は寒かったな。そこで、オレをアシストしてくださった、近石真介さんが亡くなられたのは、先日、このブログでも書いたとおりだ。先輩が次々に鬼籍に入られて、寂しい限りだけど、オレは今日も元気で生きてるぞ。

先日は、品川図書館秋の講演会(一般財団法人 六行会 共催)で『まむし流 元気で長生きするコツ させるコツ』というテーマでしゃべってきたぞ。
骨になるコツじゃなくて、元気で長生きするコツだからな、ハハハ。
ちょうど講演日の10月15日が、「汽笛一声、新橋を〜』の鉄道唱歌でお馴染みの鉄道が開業してから、150周年という日の翌日だった。品川のこのあたりはまさにその汽車が海沿いを疾走していた場所だよ。
品川区はオレにとっても故郷だから、品川にまつわる思い出もいろいろとしゃべった。
いつもながら、原稿なんて用意しないで、その場その場でのアドリブでしゃべるんだけど、90分の予定を100分くらいしゃべりとおしたからな。まだまだオレの脳みそも大丈夫だ。
 オレの講演での大切な目的は、テーマやタイトルは変わっても、日常の鬱々したことを晴らしてもらって、帰りはスキップする気分で帰ってもらうことだよ。
 何かと、嫌なことの多い、昨今の世の中だけど、笑ってしゃべって好きなところへ出かけるということを忘れないで暮らして欲しい。
 特にジジイだな。ババアは黙ってても、お化粧していろんなところへ出かけていって、よくしゃべるし、よく食べる。心配ないんだよ。それに比べて、ジジイはしょぼくれて、いじけてる場合が多い。だからオレは元気なジジイを一人でも多く作りたいんだよ。
 ただし、この日は、客席に元気なへらず口のジジイが二人いて、丁々発止ができたのが楽しかったぞ。オレのできない、炊事、洗濯、掃除をこなしている元気なジジイだったんだよ。憎たらしいね、ハハハ。
 こんなふうに、やりとりしたり、目の前に大勢の人がいて、それぞれの目を見ながらしゃべるというのがコミュニケーションの基本だし、オレの番組や講演会の醍醐味だからな。

 『GG放談』には、TBSではすっかりお馴染みの気象予報士であり、天気図、じゃねえや、ウェザーマップという気象予報会社の会長である森田正光氏が来てくれたよ。
 前回の交通情報キャスターのように、ラジオ番組では、天気予報士の仕事は絶対に欠かすことのできないものだよな。
 オレも悠里ちゃんも、正光氏とは長い付き合いだよ。悠里ちゃんは正光氏のことが大好きなんだよな。気象予報士って顔してねえよ。顔もしゃべりも、気象予報士というより芸人だな。森田亭正光なんだよ、ハハハ。
 でも、気象予報士という仕事を、世の中に知らしめたという点では、正光氏の功績は大だよな。
 正光氏は、高校を出て、名古屋の日本気象協会東海本部へ入った話、簡単だと思っていた気象予報士の試験に、見事、落ちた話、そして、40年くらい前からの天気予報とその業界の移り変わりをいろいろと話してくれた。ある番組で、オレが審査員で、佐渡の漁師と正光氏とどっちの天気予報が当たるかなんていうのを1週間やったら、漁師さんが勝ったんだよ、「正光、ダメじゃねえか」なんてな、ハハハ。

 正光氏とはよく酒も飲んだな。正光氏は楽しいんだけど、酒癖悪いし、カラオケが下手なんだよ、ハハハ。
 そして、今は、島バナナの普及という奇妙なことをやってるんだよ。沖縄県だけで取れるバナナらしいんだけどな。沖縄で50坪の土地で20本のバナナ作って、1本2万円かけて作って大赤字だってよ。株でも買ってやらねぇとしょうがねぇな、ハハハ。
 まぁ、けっこうネタばらししたけど、面白えから、ぜひ、聴いてくれよ!
 そうそう、正光氏は9月に『気象予報士という生き方』(イースト・プレス)という本を出したらしいぞ。ぜひ、買って読んでやってくれ!

 GG放談は、オレと悠里ちゃんとの回では、酒の話をしてるからな、これも聴いてくれ。
 さて、次はどんなゲストがいらしてくれるか、楽しみにしててくれよ!
 10月15日の『マムちゃんねる』では、巨人軍最強の5番バッターと言われた柳田真宏の2回目がアップされてるぞ! 面白えから見てくれよ!


  

 



 

(構成・伊波達也)

〜一覧へ戻る〜