マムシ流 つれづれ草 第27回

【本来の日常を取り戻し、老若男女に解き放たれた生活を!】

 ジジイババア諸君! 松もあけて、成人の日も終わって、今年も始動した感じだな。
風邪なんかひいてないか、インフルエンザ、コロナは大丈夫か、転んでないか。体に気をつけてくれよ! たびたび言うけど、2023年、令和5年こそは、いい年になって欲しいよな。いい年にしようぜ!

 そうだ! 体に気をつけなきゃいけないのは、ジジイババアばかりじゃない。
 若者、特に受験生は気をつけてくれ。受験シーズンが始まっただろ。
 『大学入学共通テスト』の2日間は無事に終わったけど、これからいろんな試験が目白押しだ。特にこの3年は、コロナのせいで、余計なストレスも多かったことと思う。
 そんな受験生の皆さんへのエールも込めて、『GG放談』の1月28日の配信では、悠里ちゃんとオレの受験の思い出を語ってるぞ。面白エピソード満載だから、ぜひ、勉強の合間にでも聴いてくれよ。まぁ、オレたちの頃と、今の受験とでは、隔世がすぎて、役になつかわからねぇけどな、ハハハ。
 でも、今も昔も、受験生の心情というのは同じだと思うんだよ。風邪やコロナやインフルエンザに十分留意して、無事に試験を受けてくれよ!

 『GG放談』の1月21日の配信では、元NHKアナウンサーで、東京相撲記者クラブ・会友という大相撲実況のレジェンド・杉山邦博さんが登場したぞ。3回目だ!
 今まさに、初場所だけど、杉山さんの配信は14日目だから、もう優勝が決まってるかもしれないな。9日目までは貴景勝がただ一人1敗だ。でも、まだわからねぇな。だいたい9日目で、もう勝ちっ放しがいないんだからな。
 それから、一人横綱、一人大関というのは145年ぶりらしいよ。しかも横綱・照ノ富士は休場だもんな。
 まぁ、逆に言えば、群雄割拠で面白いとも言えるよ。初日から満員御礼だったのがそれを示しているよね。新たなヒーローあらわるということになるかもしれないな。
 69連勝という不滅の記録を残した名横綱・双葉山は、こういう群雄割拠の間隙をぬって頭角を表したというからな。
 杉山さんはいつも深いお話をしてくださるんだけど、大相撲の楽しみ方の一つに、「お相撲さんの一挙一動に人間味を見る」ことの面白さを語ってくれた。
 確かに、一人ひとりに個性があって、土俵に上がる前から、土俵に上がって、勝負が決して、土俵から降りて下がっていく時まで、その力士の姿を見て、心境を読み取るなんていうのも、勝負だけじゃない大相撲を見る醍醐味かもしれないよな。
 いずれにしても、令和5年の大相撲も大荒れになると思うから、杉山さんには場所ごとに来ていただかないといけないかもな、ハハハ。

 1月16日は、オレが客員教授を務める、聖徳大学の令和4年度の最終講義をやってきた。5回の授業なんだけど、若い学生の皆さん(しかもみんな女の子)の前で話ができることで、楽しいし元気をもらっているよ。本当に感謝だ。
  いつも、最終講義では、100歳超まで生きた素敵なお年寄りの話をするんだ。
 聖路加国際病院の名誉院長だった日野原重明先生。
 オレのラジオに来てくれて出会った、長野県佐久の相馬清四郎さん。
 そして、後藤はつのさんという岡倉天心に教わったというすごいスーパーババア。
 その3人の話をした。詳細は、また別の機会にするよ。オレのラジオのファンである読者諸君はエピソードを知っていると思うけどね。
 でも、今回の講義は、その話にいくまでに、いろんな話をしたよ。
 まずは認知症についてだ。前回の授業で認知症の話をしたら、それに対する学生の皆さんのレポートの6割ぐらいには、周囲に認知症の人がいることを記してきたんだ。
 それは確かにそうだと思う。この日、講義の前には、たまたまコロナ禍で認知症が20%増だという新聞記事に出会っていたんで、その話もしたよ。
 認知症というのは、将来、誰でもなる可能性があるし、今のところ特効薬もない、現代の悩ましい病気だよね。
 もちろん、死ぬまでならない人もいるけど、誰がなってしまうかは神の配剤とも言える。できればならないための努力をした方がいいとも思う。
 認知症は寝たきりになると急激に進むから、そうならないためには、誤嚥性肺炎にならないようにするとか、寝たきりの原因になる脳卒中や足腰などの運動器障害の病気を防ぐことは大切だと思う。でも、オレは医者でも学者でもないから、そういう具体的な話はできないよ。 
 ただ一つ言えるのは、みずみずしく、素敵な笑顔で、素直に生きる年寄りになることが、元気で生きていくための方法だと思う。そして、あらゆることに感謝して、寿命である時間を人のために使おうという心を持っていれば、神さまの配剤も少しは変わってくるんじゃねぇかなって思うんだ。そんな話もしたよ。そんな話の数々が若い皆さんに響いてくれると嬉しいよ。オレは、もっともっとジジイになっても、少しでも役に立つことがあれば、まだまだしゃべりまくろうと思ってるんだ。
 それから心配なのは、今の若者のなかで、鎮痛剤などいろんな薬を多用しずぎるオーバードーズ(過剰摂取)が増えているという話を知り合いの医者から聞いたことだ。
 だからその話もした。こんな世の中だから、いろいろ辛いこともあるだろうけど、自分を傷つけたり、破滅するようなことは絶対やっちゃダメだぞとね。
 そんなこんなで、今日の講義はいささかしゃべりすぎて疲れたよ。なんて、オレはどこへ行ってもいつでもそうなんだけどな、ハハハ。
 
 まだまだ、コロナってやつは油断ならないけど、早いところ本来の日常を取り戻して、コロナ前には当たり前だったことが、心おきなくできるようになることを願ごうて、オレは今日もまた写経に励むからな!

 1月15日からは、『マムちゃんねる』で里見浩太朗さんの2回目が配信になってるぞ。
 またまた興味深い話が満載だから、ぜひ見てくれよ! そういえば、里見さんはNHKの大河ドラマ『どうする家康』に、登譽上人という松平家を見守る菩提寺の住職という役でも出演しているんだ。ちょうど15日に出ていたぞ。こっちもチェックしてくれよ。
 1月14日配信の『GG放談』、遠藤泰子さんの回は聴いてくれたかな。TBSラジオではスポットも流れてたけど、泰子さんの話も面白さ満載だからな、聴いてくれ!!




 

(構成・伊波達也)

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